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熊本県青果物卸商業協同組合
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    事業紹介

    青果物の鮮度と生産者の意気込みを皆様の食卓に、私たちがお届けします

    私たち熊青西九州青果株式会社は、九州・山口地区で取扱高第6位(平成19年3月期)の青果卸売市場です。

    熊本は全国でも屈指の農業県であり、1年中絶えることなく多彩で豊富な青果物が流通しています。

    青果市場は、セリや相対による販売を行い、毎日届く野菜や果物の価格を決定する機能を担っています。生産者の日々の努力に十分報いられる価格を確保し、安定した集荷につなげる一方で、消費者の望む求めやすい価格への期待にも応えなければなりません。野菜や果物は天候によって価格が変動する相場商品ですが、産地との相談で収穫の時期や量を調整し、価格の変動幅を抑えることも可能です。そうした努力が産地の経済や家計への影響を緩和できるなど、社会的な貢献度の高い事業であるとも自負しています。

    毎朝6時からのセリ人と仲買人の緊迫したやり取りの後ろには、作物に込められた生産者の思いと努力、自然の恵みと脅威、そして日本中の健康や幸せを支える食卓など、青果物でつながる大きな世界があることを強く認識しています。この世界をさらに広げ、より充実したものにしようと、私たちは今日も産地と交渉し、集荷し、多様化する流通チャネルに対応した販売を行っていくことにより、流通業者としての使命を果たしていきます。

    生産者と熊青のコラボレーション

    青果市場の仕事は、単に商品を集め、セリにかけるだけではありません。流通機能を持たない生産者に代わって物流のお手伝いをすることはもとより、生産者と消費者の間に立ち、双方が必要とする情報の提供を行うことも重要な役割です。

    野菜や果物もファッションと同じで、色や大きさ、味に対する消費者の好みは時代とともに変化しています。たとえば、核家族が増えたため、昔のような大型のすいかより小玉が好まれるようになり、いちごも酸味が少なく、より甘みの強い品種の人気が高まっています。

    こうした情報を産地に伝え、新しい品種を紹介したり天候に合わせた作付けを相談したりすることで、お互いの利益を拡大化しております。逆に、産地から消費者への情報発信も以前より一層強く求められるようになっています。環境や安全に対する意識が高まり、農産物の産地情報に関して、さらに詳しく具体的なものが求められるようになってきました。特別栽培している場合は、具体的な農薬散布の情報を、新しい品種の場合はどのような特徴があるのかなどを明確に伝えることで、消費者に喜ばれ、付加価値も高まります。

    また、当社は敷地内に選果設備を備えており、生産者から直接集荷された青果物を等階級ごとに選別し、袋やパックに詰めて出荷できる機能を有しております。ここからスーパーなどへ直送され、少しでも鮮度の高い状態で販売できることは商品の大きな差別化の要因となっています。